はじめまして 桝野 仁志と申します。
私は、大学を卒業してから日雇いバイトや住み込みの仕事をしながらお金を貯めて世界中を旅行していました。29歳の時に旅行から日本に帰ってきましたが、何度も面接を受けても定食につくことができませんでした。
そして、スポーツジムにバイトをしながら将来を模索していました。
ある日何気なく、コンビニに行った時に専門学校がいくつも載った雑誌を手に取りました。その時、パラパラと見ているとなぜか鍼灸師の専門学校に目が止まりました。
そういえば、学生の時に陸士競技をしていた時、ケガをして走れない時には鍼灸院にお世話になったことを思い出しました。
そして一年後、鍼灸専門学校に入学しました。しかし、授業内容は西洋医学ばかりで、東洋医学の授業は少なく、資格を取るための授業ばかりでした。治療技術の授業も少なく技術向上は見込めませんでした。
そこで、自分が通っていた専門学校に昔からある勉強会に参加しました。その勉強会の講師の先生の知識や治療技術のすごさに感銘を受けました。
それからは、その先生が勉強会を開催する時はかかさず、参加をしました。そして、先生の治療院にも研修生として治療技術を見て学ぶことができました。
それは、専門学校を卒業して鍼灸師になってからも3年続きました。
そうこうしている間に、その勉強会で知り合った仲間たちが一人また一人と独立をしていくのを目の当たりにしていくと、そろそろ自分も治療院を持ちたい気持ちが強くなってきました。
それなら半年くらいかけて物件を探してとうとう自分の治療院を開業することができました。
そして、僕自身が選んだ道は今の仕事をやりつつ二足のわらじで自分の治療院をやっていくことでした。
仕事を続けながら治療院も併用して行うことは簡単なことではありませんでした。でも、少しずつ患者さんが増えてきました。
そうこうしている間に4年の月日が流れました。その間、経営の勉強もしましたが治療院が上向くことはありませんでした。
そして、2018年にお世話になっていた先生が治療院を閉院して、新しくレンタル治療院を開院することになりました。
そこで、週一日だけ先生の治療院で働くことになりました。
鍼灸師として、新しく一歩を踏み出すことになりました。